ブログ

Jun 28, 2023

プロムスの指揮者サー・ジョン・エリオット・ガーディナー「反対側で表彰台から降りた歌手を殴った」

国王戴冠式で演奏したサー・ジョン・エリオット・ガーディナーは、舞台裏で合唱団員を叱責してから殴り、サー・ジョン・エリオット・ガーディナーは舞台裏の列で自分の合唱団のメンバーを殴ったと伝えられている。

国王の戴冠式で演奏したサー・ジョン・エリオット・ガーディナーは、舞台裏で合唱団員を叱責してから殴ったと伝えられている

サー・ジョン・エリオット・ガーディナーが舞台裏の列で自身の合唱団のメンバーを殴ったとテレグラフ紙は理解している。

世界的に有名なイギリスの指揮者（80）は、ウィリアム・トーマス（29）というバス歌手を、ステージから退場する際の態度に明らかに激怒して激しく非難した。

情報筋によると、サー・ジョン・エリオットはこの歌手を「居眠り狂い」と罵り、平手打ちしたり顔を殴ったりしたという。

事件は、フランス南東部のベルリオーズ音楽祭でオペラ「トロイの木馬、トロイの木馬」の上演後の舞台裏で起きた。

トーマス氏は間違った方向に舞台から降りようとしたところ、集中力の欠如を疑問視したサー・ジョン・エリオットと対峙し、彼を侮辱し、殴り始めたと理解されている。

この事件により、サー・ジョン・エリオットの健康が懸念され、フランスでの今後の公演予定を断念し、医師の診察を受けるために英国へ飛行機で帰国した。

トーマス氏はサー・ジョン・エリオット自身が1964年に設立したモンテヴェルディ合唱団で演奏しており、同楽団は同指揮者の行為を非公式に非難し、彼が殴られた後、同僚への支援を申し出たと理解されている。

サー・ジョン・エリオット、トーマス氏、モンテヴェルディ合唱団は、9月にBBCプロムス・プログラムの一環として「トロワイヤン」を演奏する予定だった。

今年初め、サー・ジョンは国王戴冠式で、ゲストがウェストミンスター寺院に到着する際の最初の20分間の演奏を求められ、出演した。

サー・ジョンは、サンドリンガムでのイベントでチャールズと出会い、クラシック音楽と持続可能な農業を通じて絆を深め、チャールズと友情を育んだと考えられている。

BBC幹部らは、世界で最も評価の高い指揮者の一人である同指揮者が、舞台裏での事件を受けて予定されていたプロムを強行することがどの程度適切かを判断するため、フランスでこの事件を調査している。

BBCの広報担当者は「不適切な行為に関する申し立てを真摯に受け止めており、現在この事件の事実確認を行っているところだ」と述べた。

関係者によると、作曲家の出身地であるラ・コート・サン・タンドレで行われたベルリオーズ音楽祭での37度（摂氏37度）の強烈な暑さで気性がほつれてきた可能性があり、さらに満席のル・テアトル・リリック劇場でのアンサンブル演奏によってさらに暑さが増したという。ライトも点灯し、5時間を超える難曲に挑む。

若い作曲家にとっては負担のかかるこうした状況が、80歳のサー・ジョン・エリオットが巻き込まれた事件の一因となった可能性があることが示唆されている。 ジョン卿の代理人にコメントを求めている。

ギルドホール卒業生であるトーマス氏の代理人は、この事件についてのコメント要請に応じていない。

サー・ジョン・エリオットは 1943 年にドーセットで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジで学び、1964 年に大学の礼拝堂でモンテヴェルディの『ヴェスプロ・デッラ・ベアタ・ヴェルジーネ』の演奏でキャリアをスタートさせました。

彼は作曲家の名前をとり、それ以来彼が率いる合唱団にその名前を使用しました。

彼はバロック作品、特にバッハの解釈だけでなく、ベートーベンの交響曲の作品やフランスの作曲家エクトル・ベルリオーズへの愛でも国際的に有名になりました。

サー・ジョン・エリオットはフランスでさらにベルリオーズの演奏を行う予定で、指揮はしないものの、合唱団はプロジェクトを進めることに熱心だ。

ベルリオーズ音楽祭はこの事件についてコメントしていないが、モヴェルディ管弦楽団と合唱団が演奏し、副指揮者のディニス・スーザが指揮を務める可能性が高いとみられている。

オスカーにノミネートされた2023年の映画『ター』では、ここ数カ月で指揮者の振る舞いが話題になっているが、この映画では、ケイト・ブランシェット演じる同名の主人公が、触れられない天才指揮者から不名誉な社会のけ者へと転落していく姿が描かれている。